日刊せみなりーBLOG

樽商に思う。

更新日:2019/01/03

俗名、
樽商と呼ばれる大学が、

小樽にある。
昔は2期校と呼ばれた大学だが、

北海道の人たちにとっては、
特別な大学だと、

私は思ってきた。
それとも、

私だけなのだろうか。
他の2期校とは違う位置付けなのだ。

どうしてだろう。

そんな樽商贔屓の私だからなのか、
昨日のブログに、

新しい酒蔵の緑丘蔵のことを書いたら、
その名の由来が、

樽商の同窓会名【緑丘会】だと、
教えてくれた樽商卒業生がいた。

もちろん、
私は知らなかった。

この緑丘蔵の社長は
樽商の卒業生なのだという。

私は兼ねてから、
北海道のマチづくりの経済を引っ張るのは、

樽商なのではないかと思ってきたので、
この話は、

めちゃくちゃ嬉しいことだった。

酒造りの基盤は
お米と水と杜氏だけれど、

それを売り出して
商売にするには、

ものが良いだけではダメだ。
商売として成り立つことが、

絶対必要。
樽商は、その名の通り、

商学部の大学で
日本に数校しかないはずだ。

その樽商が本気を出せば、
北海道の農業漁業林業の宝は、

覚醒して、
世界の市場に、

飛び出していけるのではないか!
と、

私は思っている。
因みに、

私は樽商の構内には
一度しか行ったことがない。

卒業生の知り合いは
数名いるが、

樽商のことを詳しくは知らない。
でも、

樽商が北海道経済を立て直すと
絶対的に信じている。

何故なのだろうか。

一つには、
知らず知らずのうちに、

子供の時に小樽の栄華の時代を
見聞きしているのかも知れない。

と言っても、
私の中で小樽は、

ずっと隣のマチ、
運河で栄えた観光地でしかなかった。

今は、
NPOを作って

そのマチづくりの一端を担おうと
燃えているが、

その昔、
高校生の時代などは

ただの隣町でしかなかったのだ。
なのに、

受験生になると、
樽商の存在は、

他の2期校と
一線を画すものだった。

多分にそれには、
育った環境の中で、

自然に耳に入った言葉が
影響しているのだろうと思う。

ということは、
やっぱり、

北海道の中では、
北大とは違う存在感があったと思うのだ。

樽商の卒業生は
同窓会をとても大事にする。

樽商を誇りに思っているようだ。
だからこそ、

同窓会の名前をつけた酒蔵を
上川町に作り、

同窓生が応援をする。

で、
味もピカイチだ。

なんだか
これからの北海道経済を示唆するようで

本当に嬉しい話題だったが、
それにしても、

どうして樽商が
北海道の中で特別な存在なのか、

どなたか
ご存知ないだろうか。

今、
それを知ることが、

北海道を元気にするために
とても大事なような気が

なんとなくする私だ。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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