日刊せみなりーBLOG

餅は餅屋

更新日:2019/11/07

餅は餅屋。
いえ、本当にお餅の話。

来週、
私の実家が取り壊されることになり、

神主さんに
お祓いをして頂くことになった。

壊す前にも
お祓いをすることがあるのだと知ったのは、

友人のFacebookでだった。
奥様が亡くなり、

何年か後、
友人は二人で建てた家を壊した。

その時のFacebookに
仏間でお経を読むお坊さんの姿があり、

そーか。
魂を鎮めて感謝するのだ。

と、
知ったのだ。

実家は正真正銘の神道で
立派な神棚もあった。

取り壊しの日取りが決まり、
早速神主さんに予約を入れた。

実家の氏神様は小さな神社だから、
宮司さんがいない時もあるのだ。

実家にあった御霊様は
我が家に転居していて、

空き家になっていた社二つは、
父方の従兄弟が祖父母の写真とともに

引き取ってくれていた。
お社が二つとは、

神様の社とご先祖様の社だ。

神主さんに電話をすると、
運良く日曜日の昼前が

時間が取れると仰った。
よしよし。

良かった。
神道の場合、

どんな祀り事でも、
魚、野菜、果物、お菓子、

お酒、お水に塩に米、
そしてお供え餅が必要だ。

それも
法事やら葬儀やらで

やっと覚えたところだったので、
一応神主さんにも確認し、

あのお、
玉串料はおいくらでしょうか

も聞いた。
だって、

取り壊しのお祓いの玉串料なんて、
ネットにも書いていないし、

少なかったら失礼だし。
神主さんは、

普通に言ってくださったので、
助かった。ほっ。

で、
次はお餅の手配だ。

尾頭付き腹切らずの魚は
生協の魚売り場で手に入りそうだが、

お餅は生協に入ってる柳月は
取り扱っていないという。

近くに餅屋はない。
ケーキ屋さんはいっぱいあるけど、

お餅屋さんはないのだ。
小樽が羨ましい。

仕方がないので
所用で街に出たついでに、

本日、
各デパートに売り場を持つ、

大福なんたらさんに
聞いてみた。

取り壊しのお祓いに使う
お供えなのですが。

そーしたら、
とっても感じの良い若い店員さんが、

法事や祭り事に使うお餅マニュアルを取り出し、
調べてくれて、

取り壊しのお祓いは載ってないので、
詳しい先輩に聞いてみます!

と、
電話をしてくれたではないか!

すごい!

結果は、
大きな祀りではないので

一升餅の必要はなく、
小さめでも大丈夫。

とのことだった。
そー言えば、

神主さんも
お供え物はみんなたくさんはいらないです。

と仰っていた。
そーか、そうなのね。

それでも五合餅にした。
切り方を可愛い店員さんに聞くと、

包丁にデンプンをつけて切ると
くっつかないと教えてくれた。

いやあ、
餅は餅屋だ。

日本人だから、
祀り事は大事。

親切なお餅屋さんが
デパートに入っていて助かった!

これで安心して
お祓いに臨めそうだ。

札幌の皆様、
餅は餅屋でございます!

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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