日刊せみなりーBLOG

大人の顔?

更新日:2019/11/13

今日は珍しく
朝から社員がいっぱいいた。

現場に行っているのは
一本気Oさんだけだ。

『人がいっぱいで嬉しい!』
と、誰かが言った。

本当だ。
現場続きで久しぶりの顔も多い。

その一人が、
健やかS君。

山の木の調査に建物調査、
何週間も現場ばかりだった。

少し疲れが見えるけれど、
その顔は、

『大人になったみたい』だった。

え?と言って、
健やかS君は笑っていたけれど、

それは本当だ。
きっと、辛いことも多かっただろうが、

逃げずに前に進んだのだろう。

大人になるって、
どー言うことだろうと、

近頃改めて思うのだが、
その一つが、

逃げずに前に進む。
ことなのだと思う。

これが中々難しい。
私は前向きが売り物みたいな人間だが、

自分の殻を破るほどの
前向きを経験したのは、

実は今年の6月だった。
いやあ、恥ずかしいけど、

歌の発表会。
ステージでバンドがついて歌った。

が、
頭から歌が消えて歌えず、

ひゃーー状態で
歌詞カードを取りに行き、

よくわからないけれど
歌いきった。

その様を見て
応援に来ていた夫と三女は

冷や汗をかいた。
でも、見に来ていた方々と

私の後に発表した方々は
その私の姿に勇気を貰ったと言ってくれた。

そして私は、
自分の殻が破れたと思った。

常に人の目を気にして、
できることしかしなかった私。

それが失敗を恐れず挑戦して失敗し、
そこから立ち上がったのだから、逃げずに。

正確に言うと
逃げられなかったのだが。

これを自らを追い込む。
と、稲盛和夫さんは仰っておられるが。

健やかS君にとって、
何が殻だったのか、

何が壁だったのか
私にはわからないし、

もしかしたら、
本人も気がついていないのかも知れないが、

大人になった顔を見た時、
長い現場で

自分から逃げずに向かったことは
確かだと思った。

人の顔は変わっていく。

思春期に、
親から脱皮しようとする反抗期は、

尾崎豊の歌のような顔になるけれど、
それを抜けると、

また優しい顔になっていく。
私は、自分を見ていて思うのだけど、

反抗期が強かった人ほど、
自分の殻を次々に破って

前に進めるのではないかと。

で、
私は、反抗期が少なかったようだ。

えええええ!!!
随分前に進む方のように見えますが。

だが、
自分の出来る範囲ででの挑戦だったのだ。

令和元年は、
自分の殻を破った年。

これからが
本当の大人になっていく。

健やかS君に追い越されないように、
大人の顔になっていきたいと思っている。

人生に年齢制限はないのだから。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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