日刊せみなりーBLOG

いいじゃん!近い人間関係も

更新日:2019/11/18

ゴタゴタに感謝する。
なんのこっちゃ!

だが、
近頃とみに思うのは、

人間関係でごちゃごちゃ起きるのは、
自分が未熟なこともあるが、

ごちゃごちゃするほど、
相手との距離が近いということでは?

と、
思うのだ。

私は、
一応都会人だと思っている。

東京の皆さんからすると
熊が出る田舎かも知れないけれど、

190万都市だから。
で、

マンション住まいだ。
共働きだったこともあり、

25年も住んでいるのに
顔と名前が一致している方は

数名だ。
家族ごと知ってます!

になると、
実は3軒しかいない。

小さいマンションで
57世帯しか入っていないのに。

3軒のうち1軒は
子どもが同級生だから、

知っていて不思議がないが、
お隣もその次のお隣も、

奥様のお顔しかわからない。

私は、
それが良くてマンションを選んだけらいがあるが、

近頃、
その人間関係を面倒くさいと思うことが、

都会人の了見を
狭くしているのではないか?

と、
思うのだ。

だって、
親子兄弟姉妹夫婦、

みんなどうでも良いことで
喧嘩するじゃあないですか。

うちの娘3人も
よく喧嘩して、

『そんなに喧嘩するなら
そばに寄るんじゃない!』

と、
どれほど怒ったことだろうか。

なのにすぐ一緒に遊んでいる。
全く!と思ったものだ。

うちの夫婦もよく喧嘩する。
職場が一緒だから、

そりゃあ困る。
でも、

修復できなかったことはない。
まあ、だから今でも一緒なのだが。

夫は三男で、
私は義父母と暮らしたことはない。

因みに、
次女なので実の両親とも、

暮らしたことはない。
あ、いや、あった。

共働きが大変で
二人目が生まれた時から

なし崩し的に同居したが、
3人目がお腹にできた時、

もう無理!と、母に言われて、
別居した。

それでも随分助けて貰ったが。

なので、
嫁の苦労をしていないわけだが、

山ほど嫁の苦労をした同級生が
最後はその姑舅が、

彼女にありがとうと言って、
旅立ったというのを聞いて、

心からすごいと思った。
難しい人間関係を

あーだのコーダの
病気をしながらも修復したのだ。

これは、
逃げていたのでは

できないことだ。
ご近所付き合いもそうだ。

長くそこに住むから
うまい関係を作ることが大事。

それらの経験の中から
人としての厚みが増していくのだろうなあ。

私は会社以外にも
NPOやLLPという組織を作っているが

全てがうまくいく人間関係なんて有り得なく、
でも、みんなで前を向いて、

修復しようと試みると
どうにかなるようだ。

女性経営者の大先輩が
結婚した時、

夫となった人は、
『別れるとか、出て行けとか、

出ていくとか、
お互い絶対言わないと約束しよう』

と仰ったそうだ。
生きておられたら88歳。

関係を貫くには
決意と努力が必要だけど、

その見返りは大きいと
思う。

人間関係の複雑さから逃げないから
自分も大きくなれる。

今更だけど
そう考える昨今である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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