日刊せみなりーBLOG

自立の一歩

更新日:2019/12/09

年末調整の時期が来た。
今年からは、

まっすぐM君が担当だ。
基本に則り行うので、

扶養控除申告書は
社員が個人の責任で書く。

今までは、
みんな、間違うから、

むつみさんが書いてあげるわ!
だったが、

それは大きな間違い。
だと知った。

なんでもやってあげれば
良いというものでもない。

どうも、
私は過保護のところがあり、

個人の責任だから
させなさい!

と言いつつ、
つい手を出してしまう。

これは、
ある意味、

お母さん的な間違い。
かも知れない。

可愛い子には旅をさせろ。
じゃあないけれど、

小さいことから
大きいことまで

経験して覚えるのだから。

そして、
思うのは、

子どもになにかをさせる時、
親は大変なのだ。

見守りつつ、
怪我をしないようにしたり、

後始末を覚悟したりだ。

だって、
愛する人たちが

新しい時に挑戦する時は
見守る方の心労も半端ない。

一番大変なのは
もし失敗したら、

なんと慰めようか。
もしくは、

どんな援助ができるだろうか。
色んなことを想像すると、

挑戦させないのが
一番手っとり早い。

まあなんですね。
年末調整の扶養控除届けを

間違うくらいは
すぐに直せるからいいですがね。

例えば、
やったことがない仕事を

担当させる。
なるべく手を出さないけれど、

失敗をさせるわけには
行かない。

その人を信じながら、
必要な援助はいつでも提供できる。

ようにする。
でも、これは部下の仕事の話。

うちの娘たちが高校受験の時、
この点数でそこ受けるの?

という挑戦をした。
ランクの安全圏にすれば良い。

という考え方が多い中、

いいよ。
受けなさい。

と言ったら、
いやあ大変だった。

本人たちは
そりゃあ一番大変だったけど、

周りの心労と
八つ当たりの的になるのが、

ホント、
大変。

誰も受けてなんて
頼んでないから!

と、
喧嘩もしたなあ。

受験だから、
信じれば受かるものじゃあない。

だから、
最後は、

たとえ失敗しても、
その時は、

何が何でも支えよう!
と決意した。

合格発表の前から、
不合格を確信して半泣きな娘と、

合格発表を見に行った。
どうやって慰めよう。

前を向くことが大事。
などなど、

頭の中で言葉が飛び交う。

結果、
3人とも、

志望校にやっと入れた。
ただし、

大学はそう上手くは行かず、
3人とも浪人した。

だけど、
どんなことがあっても

愛で受け止める自信があった。
ちょっとキザだけれど。

その後の娘たちの人生も
様々だけど、

もう大人だから、
ただただ愛をもって

見守っている。

社員の自立の一歩、
扶養控除申告書は

私たち夫婦が
提出最後になった。

やれやれ
すぐできると

高を括るからこうなる。
さ!書こう。

ある意味
私も自立の一歩かも知れない。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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