日刊せみなりーBLOG

日常に思うこと

更新日:2019/12/21

てっきり、
23日は休日だと思っていた。

ら、
当たり前に、

違っていた。
うーん。

30年間休みだったのですねー
仕方がないか。

今日は、
きちんとMさんが

休日出勤だ。
ごめんね。

中々
残業削減ができない。

きちんとMさんは
今年入社の中途採用なので、

当社で冬は初めてだ。
そーしたら、

『水が出ません』
とLINEが来た。

あっちゃー
水抜栓を説明していなかった。

最後に帰宅する社員が
水抜栓をポチっとすることに

なっている。
うちの会社が建ってから、

30年近く経つが、
当時から水抜栓は、

ポチッとになっていた。
昔は、

まさに水抜き栓で、
蛇口の栓みたいなところを

グリグリ回す。
で、

どこかの蛇口を開ける。
そーしないと、

水道が凍結するのだ。
毎晩のことで結構大変だったから、

この
ポチッと押す。

になった時は、
本当に嬉しかった。

圧倒的なシェアを
小樽の光合金という会社が

製造している。
今はもっといろいろな形があるようで、

先日小樽の旧寿原邸を
訪れた際、

水回りは新しくなっており、
その水抜栓のやり方が分からず、

お仲間に聞いたくらいだった。
寒冷地には、

なくてはならないものだが、
うちのマンションにはなく、

温かい建物には
いらないのだろうか。

きちんとMさんのLINEには、
ホンワカH君が

懇切丁寧に答えていた。
優しいのだよね、

本当に
ホンワカH君は。

優しいといえば、
スノーマンK君も優しい。

24歳からうちの会社に入り、
一時は退職し、

今また働いてくれている。
だから長ーい付き合いだ。

会社の隣にあった実家を
取り壊す際も、

色々穏やかに優しかったが
昨日出社したら、

実家のまだ残っている車庫後に
自分の車を停めていた。

コンクリートだけ
春に壊すことになったのだ。

一階が車庫だった部分の
屋根がなくなり、

三方のコンクリートの壁だけが
残っていた。

通るたびに
なんとなく寂しい感じがしていたが、

スノーマンK君が車を入れてくれたら、
なんだか少しホッとした。

『狭いから、
車、入れにくいんじゃない?』

と言ったら、

『まっすぐだから、
かえって入れやすいですよ』

スノーマンK君が
答えた。

歴史があるものが
中途半端な形で残っているのは、

ちょっと悲しい気がしていたが、
車が停められるだけで、

少し生き返った気がした。

休日にそっと仕事に来て
水抜栓を探したきちんとMさんも、

LINEで
優しく教えてくれたホンワカH君も

そして、
屋根のない車庫に

車を入れてくれたスノーマンK君も
50代終わりと初めの人たちだ。

色んなことが新しくなるけれど、
歳を重ねることで、

出てくる味わいもあり、
色んな年齢層がいる会社を

ありがたいなあ
と、思っている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

記事一覧