日刊せみなりーBLOG

寂しさと感謝と希望の日

更新日:2019/12/30

大晦日前夜、
なのに、

ハリマオウN社長こと夫と
大事な会でお出かけだ。

盛和塾の解散式があるのだ。
稲盛和夫さんが塾長の

経営哲学を学ぶ塾だが、
今年をもって解散となった。

私が初めて、
稲盛和夫さんの著書に出逢ったのは、

旭書店だった。
会社の経営数字が上手くいかない時で、

悩んでいた。

いつもそうなのだが、
本と私は

出会い以外の何者でもなく、
本の方から、

これを読みなさい。
と、

言ってくる感じで手に取る。
稲盛和夫さんの著書は、

真っ赤な【アメーバ経営】という本だった。
私は飛びつき、

まさに
貪るように読み、

会社で実践しようと
躍起になったが、

上手くいかなかった。
どうしてなのか、

わからないまま日々が過ぎた。
その後、

稲盛和夫さんは、
【生き方】という、

ベストセラーの本を出したが、
私は、経営者がなんで生き方なんだ?

と、
全く読む気になれたかった。

盛和塾という存在も知ったが、
自分には縁遠いものと思っていた。

でも、
経営上の悩みは増すばかりで、

出口を探していた時、
本当に偶然に、

Facebook上の
友人たちとの会話から、

入塾するようになった。
とてもストイックな勉強会で、

私ごときが
学ぶ場所とは思えなかったが、

引き込まれるように通った。

あれは、
私が入塾した年の忘年会だった。

お仲間のTさんが、
『社長を盛和塾に誘わないのですか』

と、
言った。

『だって、
奥さんと同じ場所で勉強するのは、

皆さんも嫌でしょ』

と私が答えると
Tさんは、

『一緒に学んでいないと、
言葉が通じなくなりますよ』

と、
真剣な眼差しで、

私を見た。
そうだよなあ。

とは思ったが、
言い出す勇気がないまま時が過ぎた。

そして、
翌年、

函館で稲盛和夫フォーラムが開かれ、
私はハリマオウN社長を誘い、

札幌の仲間たちと共に、
函館に向かった。

私は、
ハリマオウN社長のことが気になり、

稲盛さんのお話に
集中できずにいたが、

ハリマオウN社長は、
魂が引き込まれるように、

講話に聞き入っていた。
あとで聞くところによると、

ハリマオウN社長は、
稲盛和夫さんの著書を、

よく読んでいたようで、
すぐに盛和塾に入った。

その後、
ハリマオウN社長は、

私を超えて、
深く学んで行き、

当社の経営哲学として、
社員にも広めている。

あとで学んだところによると、
アメーバ経営は、

フィロソフィ、
哲学がないと

上手くいかないのだそうだ。
どうりで、

上手くいかなかったわけだ。

今年で盛和塾は解散だが、
夫婦での学びは、

今後も、
新しく設立される稲盛経営哲学を学ぶ会で

続けようと思っている。
なので本日は、

寂しさと感謝と希望の
解散式になるはずである。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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