日刊せみなりーBLOG

いくつになっても

更新日:2020/01/25

本日は、
母親孝行ディ。

95歳で、
ホームにいる母を連れて、

新川にある美容室に来た。
パーマをかけるのだ。

男性陣にはわからないだろうが、
パーマをかけるには、

時間がかかる。
そして、

薬液をつけて、
その後洗髪。という工程があり、

足腰が弱ってきた母にとっては、
その洗髪台が重要なのだ。

今まで通っていた美容室は、
とてもステキなご夫婦が営まれていて、

母も安心して通っていたのだが、
その洗髪台が

母の体では少々無理になり、
ホームの美容院でカットだけに

なっていた。
母は、

ずっとパーマをかけていたので、
カットのみの姿は、

ちょっと寂しかったのだが、
女性経営者のお仲間、

ビューティサロンウヤマでは、
車椅子でもOK!になったとお聞きし、

予約をしたのだ。
久しぶりにパーマを

かけられる。
これは本人だけでなく、

家族にとっても
嬉しいことだ。

昨日、テレビで、
長渕剛さんが、

お母様のご病気と
ご自分の心の動きについて語られていた。

お母様の癌治療の苦しさを
選んでしまったのは、

自分のせいではないか。
その後の副作用で現れた、

お母さんの認知症。
昔のことだから、

ちゃんとした介護ができず
苦しんだこと。

その語られた全てが
心から理解ができた。

母にパーマをかけることが、
母にとって、

どのくらい嬉しいことかは
わからないけれど、

嬉しそうに、
『美容院に行ってきます』

と、
介護士さんにいう姿に、

私もホッとした。
もちろんアッシー君は

夫である。
パーマは時間がかかるけど、

その間、
車の中で待っていてくれる。

新川にあるビューティサロンウヤマは
車椅子対応ができるだけでなく、

リノベーションをして、
とても綺麗で、

センスが良い美容室だ。

不思議なことに、
まだパーマをかけて、

カットしている途中なのに、
母の顔つきが変わってきた。

しっかりしてきたのだ。

女性にとって、
美容室に来るのは、

やっぱり
特別なことなのだ。

どんなに時代が変わっても、
男前の女性が増えても、

女性は、
美しくあり続けたいと

思うものらしい。
もしかしたら、

女性が美しく
幸せな状態が、

地球上の幸せに
繋がるのかも知れない。

母は、
昔より髪が短くなっているので、

スポーティに見える。
うーん、昔の髪に戻したい。

と思っていたら、
その気持ちが伝わったのか、

ウヤマの橘社長が、
『次からは、少し長く整えますね』

と、
言ってくれた。

よかった!

母は、
鏡の前から洗髪台と

車椅子で移動したが、
スタッフの方々は、

車椅子の基本動作を
心得ていた。

車椅子対応に変えた時に
学ばれたそうだ。

時代は、
美しさも諦めずに追求できる、

ステキな時代に
なってきたようである。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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