「心を高める、経営を伸ばす」の今回のテーマは「道を切り開く」です。Kさんに読んでもらい、感想をもらいました。

感想は、「会社で偉くなろうというものはありません。ただ、新しいことをやるという意識はあります。私が教えて、他の人も出来るようになることに貢献できて、時間を上手く仕えてきている思いがあります」とのことでした。働く仲間の成長に貢献できるとの意識は素晴らしいことです。利他の心というのは、こんな素朴なことなのでしょう。

今の仕事に喜びを見つけようとする心境に自分を変え、自分の置かれている環境の中で自分の道を切り開く。

人生とは長いスパンでみなければ､その真の姿は分からないのです。

私もこの仕事に入った当初に、起業者の担当者から ｢積算が正しいのはあたりまえです。移転工法の理論が欲しいのです｣と言われました。その期待に応えるように、建築士と補償業務管理士の資格を取っていきました。通常妥当な工法を理論立てして成果品を納めていくなかで役場の担当者から信頼され、仕事への喜びがあふれてきました。それが ｢誠実であり続け、…プライドある仕事をする｣との経営理念に繋がっています。皆さんも顧客から信頼され、さらに尊敬されるような技術者になって欲しいと思います。

　ところでこの仕事に入って2～3年目で、仕事の担当者は全て私でした。自動車電話もいち早く入れたので、役所の担当者から、便利だと思われてすぐ電話が来ました。現場の調査もままならないほどでした。その後、入社した従業員が仕事を覚え、資格を取りながら担当者となっていきました。