社長ブログ:時にふれてBLOG

壁を突破する

更新日:2021/07/12

今回は50ページ「壁を突破する」です。Oさんの予定でしたが、忘れて代休とりました。代わりにHさんが、読み合わせと感想を言って頂きました。感想は「粘りがなかったら成功しないとあるが、粘りは絶対保証ではないが、一要素である。粘りの限界はそれぞれで、その程度に左右される。対応を求められ事前にキャッチされ判断することがあるが、自分は事前に判断する能力は低いが、限界はそれぞれなので、粘り強くやっていきたい」と話されました。

私のコメントは、

「成功と失敗は紙一重です」「固定化された常識を壊してみる」「壁を乗り越えたという自負と自信が、その人を強く粘りのある人間に変えていきます。この粘りがさらなる成功へと導いていくのです」とあります。

このことから、「壁は自分でつくってしまうものなのか」という根本の問題がありそうです。「売上経常利益率10%以上」の課題でも、「この業界は、3~5%の利益が出れば申し分ない」などの固定化された常識があり、そこに留まっていれば突破できないということもあります。

また、稲盛和夫さんの教えに「能力を未来進行形でとらえる」として、人間の能力は未来に向かって伸びていくことを前提にして自分の人生を設計しなさいという考え方があります。この「壁を突破する」で、「『自分はここまでだ』という頑固な固定観念が、成功へ至る一線を越えることを妨げているのです」という真理を認識することが重要です。強く粘りのある人間に変わっていかなければなりません。

 当社の業界の仕事は「知的技術サービス業務」と私が言うぐらい難しい仕事です。八分野にわたって資格試験があり合格率も低く、実績も4年必要で、筆記と口述の二つの試験があります。この補償業務管理士にならなければ業務の担当者として起業者から認められません。みんな苦労してその壁を突破してきています。

実は稲盛和夫さんの経営問答のなかに似たような資格の話があります。ベテラン社員に資格を求める話しですが、 「資格偏重の考え方は組織が崩れる可能性がある」「『人は石垣…』の城の石垣は、大きな石と石の間に小さな石が詰まっているから堅牢で城を支えている」「会社に対して素晴らしいロイヤリティがあって、一生懸命会社のために尽くしてくれる社員がいることは大変な財産になる」「出来ない人だけど、真面目で誠実で、会社のために一生懸命働こうと思っている人ならば、その人を大事にしようと思いました」と回答しています。

これは年配のベテラン社員の話しですが、私も『資格偏重の考え方は良くない』という思いです。しかし、自分で壁をつくらずに挑戦する勇気をもち、自分の人生を拓いていってください。

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