社長ブログ:時にふれてBLOG

信念にまで願望を高める

更新日:2021/07/19

今回は52ページ「信念にまで願望を高める」です。Mさんに読んで頂き、感想をもらいました。「菅総理も橋本聖子会長もこれを聞いたら残念に思うことでしょう。私も努力して邁進していません。努力が足りないと思ってる。そこが弱く気分次第になっている。努力せずに人生はおくれない。先がなくなる。私は平々凡々と進む人か」と話してくれました。私のコメントは、

「社会情勢、経済情勢などから、実現困難であると諦めてしまう人のことを、状況妄動型と言います。」「心の奥底から発し、信念にまで高まった願望を持っている人は、解決するため創意工夫と努力を始める」と述べています。

70ページに「潜在意識を働かせる」という項があります。稲盛和夫さんも「潜在意識に透徹するまでの願望もつ」との講話があります。この潜在意識について深めてみました。

潜在意識は精神科医フロイトにより発見された意識形態の1つで、与えられたものをそのまま受け取り、蓄積していきます。睡眠中の夢、ひらめきや直感等を生み出します。

この潜在意識にも種類がある、と考えたのがユングという心理学者です。意識全体を大きな氷山に例えると、浮かんで出ている部分10%が顕在意識で、そのほとんどが海に沈んでいる部分90%がいわば潜在意識である。この潜在意識は、今まで経験したことで作られた個人的無意識とその奥に広がっている集合的無意識の2つがあるとした。

成功するために潜在意識を使う、と唱えた有名な人は、マーフィーの法則のマーフィーです。どうやら、潜在意識の中に入ったイメージや願望は、それこそ無意識のうちに、それらを叶えていくために必要な考え方や行動へと誘導するようです。集合的無意識とは、個人レベルを超えた全ての人間に共通している無意識領域です。ここにアクセスすることで『共時性』=『シンクロニシティ』が起きると考えられます。必要としている情報が向こうから飛び込んできたり、思った相手から連絡があったりという経験、必ずクリアする!と強く念じて努力を続けていると、天から助けが降ってくる、という話を聞きます。この天の助けが、どうやら集合的無意識のパワーなのではないかと考えられています。

「みんなが幸せになれる会社にしたい」という願望を信念まで高めて、他力の風・宇宙発展の力を受けて、皆さんと共に創意工夫と努力を続けていきたいと思います。

その後Hさん、Mさん、Kさんが発言があり、「目標も状況によって変わっても仕方ない」「経営のことだけでなく人生として」「小さなことでも、少しずつ努力することが大事」など活発な意見が出ました。

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