社長ブログ:時にふれてBLOG

意識の焦点を絞り込む

更新日:2021/11/15

今週は82ページ「意識の焦点を絞り込む」です。Kaさんが出張で、困ったときのHoさん頼みでお願いしました。「確かにこの通りに言えると思う。流されて仕事をやる場合ベルトコンベア方式で効率が良い。悩んでいるときは非効率です。悩みの突破を求めていくと、気がつくことがある。何かが降りてくることがある。難しい。悩んでどうなる。効率的に進めていくことが大事と思う」との感想でした。Ogさんに感想をふると、 「仕事上、常に頭に入れているとシステム開発でもひらめくことがある。私の場合、こう言うことが多い」との発言でした。私のコメントは

「『理性心』とは、ものを推理し判断する心です。この理性心を使うためには、太陽の光をレンズで集めるように焦点を絞り込むことが必要です」と述べられ、 「この理性心よりは、はるかに超越した正確さを持つ『霊性心』があります。何らの推理推測を行うこともなく瞬間的に生ずる、迅速かつ正確な判断のことです」と書かれています。

この霊性は、非常にすぐれた性質や超人的な力能をもつ不思議な性質 、天賦の聡明さ といった意味の漢語であす。この霊性心については、『天風会』関係のネットより引用します。

インドのヨガを究められた中村天風さんという素晴らしい哲人、賢人がいます。中村天風さんは、「有意注意の人生でなければならない」と言われ、また「研ぎ澄まされた鋭い感覚で迅速な判断をするためには、どんなに些細だと思えるようなことでも、常に真剣に考える習慣をつけていなければならない」と言っています。

 本能心と理性心のバランスをとりながら「本能心、理性心、霊性心」が、三心一体で人間の生命を導く時になっています。生命を維持させる本能心も社会秩序を維持させる理性心も必要ですが、両者を調和させより価値高い、豊かな人生を活きようとする時に霊性心の発現が必要になってきます。霊性心の発現とは本心良心からの発露となります。

また、霊性心には真理を瞬時に直感する「ひらめき」の作用が付随されています。今日の情報化社会に理性の領域がコンピューターに代行されていくなかで「ひらめき」がますます重要になってきています。「ひらめき」はコンピューターでは代行できない霊性心の聖域となります。「ひらめき」は霊性心からの発露で刹那の直感ですから理性心のようにいま考えている事が、正しいか、正しくないかなど考える必要がありません。霊性心の智慧は理性とは断然比較にならないほど正確さをもっています。霊感がでてきて、第六感、インスピレーションが付随されてきます。

では霊性心(天の啓示)を得るためにはどうするかと言うと、この本の中で「仕事に夢中になり、苦境に真正面から立ち向かい、『人間として何が正しいのか』を常に問い、実践する」なかで得られると言っています。

私は、まだこの境地になったことがありませんが、経営に、人生に、『天の啓示』があればと願っています。

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