社長ブログ:時にふれてBLOG

土俵の真ん中で相撲をとる

更新日:2021/12/20

今週は、第36週目94ページ「土俵の真ん中で相撲をとる」です。Onさんに読み上げと感想をお願いしました。「期限ギリギリにしない。早め早めと言うことだと思いました。社内納期を守り、確認していくと言うことで、まつたくその通りだと思いました」という感想でした。私のコメントは

「土俵の真ん中を土俵際だと思って行動しろという意味です」、 「安全弁を置いた進め方をしなければ、人生も仕事も経営も決して安定したものとはなりえないのです」と書かれています。

相撲で俵に足が掛かると馬鹿力を発揮するのではなく、余裕を持って土俵の真ん中で力を発揮する話しです。

人生ではこの本で学生時代の試験のことが書かれています。仕事では、納期の何日も前に完成日を設定し、これを土俵際と考えて、渾身の力をふり絞ってその期日を守ろうとすることです。

経営では松下幸之助さんの「ダム式経営」の講演会で気づかされた、「余裕を持つと思わにゃあきませんなあ」と言われた話しがあります。稲盛元塾長は、売上経常利益率10%以上にして内部留保を溜めて自己資本を蓄積して余裕のある経営をすることですと教えています

当社は、昨年の売上経常利益率は6.41%でしたが、盛和塾入塾から8期にわたり平均13.09%を達成して自己資本比率も83.71%となり、社員が安心して働ける会社、更なる余裕の経営を目指しています。

仕事の面でも、ここ三年に連続して中堅の補償業務管理士資格(協会資格)の合格者が誕生しています。また自社及び外注を含めて業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めています。仕事の質を高め、成果品を改善し、顧客から相談され、尊敬をもされる会社を目指して最善を尽くします。

人生の面では、この「心を高める、経営を伸ばす」社長勉強会と全体会議での稲盛デジタル図書館講話視聴などでフィロソフィー(哲学)を学び共有して、人生のみならず仕事と経営を実践していこうと展望しています。

稲盛さんのフィロソフィーの基本は「人間として正しいことをなす」「世のため人のために貢献する」です。当社の経営理念「全てにおいて誠実であり続け、国民の財産権を守るプライドある仕事をする」に通じています。

ここでの結論は、人生・仕事・経営に余裕を持ちなさいと言うことです。「立派な良い会社には、良い社員が多い」と稲盛さんは話されています。引き続き理念、フィロソフィーを学び共有して、人生・仕事・経営に哲学を血肉化し実践していきたいと思います。

記事一覧