社長ブログ:時にふれてBLOG

精神の骨格をつくる

更新日:2022/03/14

今週は44回目、116ページ 「精神の骨格をつくる」です。Ouさんに読み合わせと感想をお願いしました。感想は、 「読書しなさいと先生に言われてきました。人間性を高めるには必要だと思います。しかし、稲盛さんのように読書漬けとはなりません。ほどほどにが一番と思いました」とのことでした。

私のコメントは、

「皆さんが仕事で苦労し、その実践の中で自分を磨き、勝ち得たものが一番重要なのですが、それに加えて読書で、自分が経験していないことを吸収し、経験したことを整理していくことが必要です。この実践と読書が、人間の精神の骨格をつくっていくのです」と話されています。

読書は、いままで知識を吸収することのみに位置づけていましたが、なるほど、稲盛さんは自分の経験を整理していくことに活用しています。

「読書が脳にもたらす効果とは?」というネットの書き込みの中で、「ビジネスで成功をつかむには、日頃から本で先人の知恵を吸収することが大切だと示唆されています。本を読んだら『へえ、なるほど』と感心するだけでなく、学んだノウハウを実践できるよう、使えそうな知識をメモしておきましょう」

「読書は読解力を高めてくれます。読解力はこれからの時代、ますます重要になるスキルです。読解力はAIの習得が困難なため、読解力の高い人はAI(人工知能)に仕事を奪われないだろうと考えられています。読解力のない人がやっているような仕事は、やがてAIに代替されるだろうということです」

「読書には、思考の材料となる『知識』が得られる効果もあります。良質で正しい情報は、『正しく考える』のに不可欠なのです。問題に直面し、判断・解決しなければならない場面が訪れたとき、日頃から読書でインプットしておいた知識が強い味方になるはず」と本を読むメリットが書かれています。

私も読書は大好きです。元盛和塾に入ってからは特段に増えました。盛和塾では「機関誌マラソン」という勉強があります。盛和塾の機関誌は156号まで出ています。一冊に元塾長の講話、塾生の経営発表、その他の講演・手記などが掲載されています。その機関誌を仲間とともに読んで、感想を一週間で世話人会に提出します。マラソンを完走するまで3年弱も懸かります。私と相談役は盛和塾活動中に完走して、元塾長から完走証をいただきました。塾長の経営と哲学の著作も全て読みました。今は、塾長も勉強し得度した仏教の本、中国古典、日本の哲人の著作も読もうと思っています。

稲盛和夫さんのフィロソフィーの共有と実践、そして読書が、私の人格・精神の骨格を創るためにです。

他の人からも感想をいただきました。

Hoさん…昔は読書が多かったが、今はインターネツトで解らないことを知ることが出来ます。ネットで調べて読むことで知識がついていきます。

Mg…読書もインターネツトで調べることも大事と思いますが、それを書くことが大事です。書いて整理していかないと、『ものにはなりません』と言われています。読んで纏(まと)めていくことが大事です。

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