社長ブログ:時にふれてBLOG

新しい時代を開く

更新日:2022/04/25

今週は第49回目、126ページ「新しい時代を開く」です。Sgさんに読み合わせと感想をいただきました。Sgさんの感想は

「必要な人財、技術、資金、設備というのは経営者目線と思います。新しいものは、苦労があり本当のことだと感じました。この仕事に入って、建築の知識も無いなかでやる中、少しずつ建築の知識が入ってきています。これから補償業務管理士の試験がある。その知識への習得に苦労があると思いますが、やり遂げていきたい。」とのことでした。私のコメントは

「スタートでは、…必要な人材、技術、資金、設備をどう調達するのか、ということをただひたすら考えるのです」「『なんとしてもやり遂げたい』と…強烈な思いこそが、新しい時代を開いていくのです」と書かれています。強烈な思いですが、「潜在意識に透徹するほどの願望」により、チャンスが見えてくるという、稲盛さんの話があります。第二電電(後にKDDIに発展)でのNTTの技術幹部との偶然の出会いがあり入社していただき、それを契機に新事業が一挙に展開していくという話です。(元電電公社職員だった千本倖生さんが、京都商工会議所での講演で稲盛和夫と出会い、専務として迎え入れ急速に事業展開したこと)

これは「カクテルパーティー効果」と言うそうです。騒がしい状況や多くの人が雑談している中でも、自分に必要な声はしっかりと聞き取れるようになる現象のことだそうです。強烈な思いが人材と技術を呼び、高収益で資金を蓄え、設備も投資して新規事業を展開していくと言うことです。

先日幹部会議で、経営的な目標に対して「社長には経営的な目標に対して具体的に何かあるのですか」と問われて、「目標を達成するには、新規事業展開が必要と思う。またM&Aで伸ばしているところもある。騒音振動調査部門の例をとっても、こうなりたいと強烈に持続的に思っていると、人材やチャンスが見えてくる」と話しました。文字通り、「必要な人材、技術、資金、設備をどう調達するのかを…ひたすら考えるのです」と言うことです。

この社長勉強会も、全従業員の物心両面の幸福を実現するために、立派な会社を創る。立派な会社には立派な社員が多い。そのために全従業員とフィロソフィー(哲学)を共有して実践する。全従業員を経営のパートナーとなってもらい、全従業員経営を具現化する。つまり、今年の経営指針の観点「経営の七つの要諦」なのです。

特に七番目の「自らの心を高める」は重要です。『心を高める、経営を伸ばす』の哲学の学習と実践が、将来の立派な会社を、全従業員等の幸せの実現を創り上げていくのです。』としました。

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