社長ブログ:時にふれてBLOG

集団を幸福へ導く

更新日:2022/08/08

今週は第62回目、156ページ「集団を幸福へ導く」です。Hoさんが余裕無く断ったため、急遽Haさんに御願いしました。彼の感想と新たな提案は、次の通りです。

Haさん…自分の才能を私物化しないということは最もです。社会のために共言えます。リーダーの的確性についても述べています。自分もそうなりたい。自分の才能を周りの人のために使っていきたいと思いました。この勉強会をローテーション化したら善いと思います。順番を決めて、出張等で居ないときも感想文を提出する。次はHoさんにする。と提案し決定しました。

私のコメントは、『「才能というものは、集団を幸福へ導くため、天が人間の世界に一定の割合で与えてくれた資質だと思っています」、 「天賦の才を決して私物化してはなりません。謙虚で、自らの才を集団のために行使するリーダーであるべきです」と書かれています。この「才能を私物化しない」ことと「謙虚にして驕らず」との言葉は表裏一体です。稲盛和夫さんは次のように語っています

私が「謙虚にして驕らず、さらに努力を」という標語を掲げ、「自分の才能を私物化してはならない」と書き足したのは、二十七歳の時に京セラという会社をつくってもらってからです。ファインセラミックスの研究が次から次へと成功し、会社がどんどん大きくなっていきました。私が開発したセラミック・パッケージという技術は、現在世界中のコンピュータの心臓部に使われています。これがなければ、現代のパソコンもコンピュータもなかった、といわれるほど重要なものですが、それはこの私がつくったのだという自負心が出て、慢心しかけていた時でした。その時にハッと気づいたのが、みな同じ人間であるはずなのに、なぜ私だけが才能に恵まれたのだろうということでした。そしてそれは たまたま私がこの世に出てくる時に、宇宙の創造主が才能を与えてくれただけであって、何も稲盛和夫でなくてもよかったのだということに気づいたのです。

人生のドラマという作品をつくるために、宇宙の創造主がそれぞれの人に、それぞれの任務にふさわしい才能を与えてくれて、この世に出してくれたわけですから、主役だからといって、それをあたかも自分だけの才能のように思い、自分だけが利用してお金持ちになり、栄耀栄華を極めていけばいいというものではない、ということに気がついたのです。そのことに気がついたお蔭で、二十七歳で会社をつくってから今日まで、三十八年間をなんとかやってくることができたのだと思います。

今年度の経営方針の「六つの精進」 誰にも負けない努力、謙虚にして驕らず、反省ある毎日、生きていることに感謝する、善い思いと行い、感性的悩みをしないの実践です』としました。

次週からローテーションを組み、全ての人が担当することになりました。素晴らしい提案で、今日、参加した全員が賛成してくれました。

記事一覧