社長ブログ:時にふれてBLOG

ささいなことにも気を込める

更新日:2021/09/27

今週は68ページ「ささいなことにも気を込める」です。Tkさんに読んでもらい、感想を頂きました。「有意注意という言葉を初めて知りました。ネットで調べると稲盛和夫さんのコメントがあった。有意注意は意識して覚えること、無意注意は無意識で行うこととあります。昨年2度もスピード違反し、残り1点となった。それから意識してスピード・標識を見るようになった。自転車で通勤することは無意注意である。有意注意で判断力、洞察力を磨き、通勤で習慣化したい」との感想でした。私のコメントは

「正しい判断和するには、ものごとの核心に触れるまでの、鋭い観察力がなければならない」

「この日常の『有意注意』が、『いざ』というときの判断力を左右します」と述べています。

これは稲盛和夫さんが影響を受けた思想家の中村天風さんが、「有意注意の人生がなければ意味がない」と説かれたことを、「有意注意で判断力を磨く」と話されています。また稲盛和夫さんは、「目的をもって真剣に意識を集中させることを有意注意と言います。私たちはどんなときでも、どんな環境でも、どんな些細なことであっても気を込めて取り組まなければなりません」ともコメントしています。

この教えは人格形成でも大事です。私は、「傲慢にならないように毎日反省する」、「三毒(強欲・怒り・嫉妬)が強くならないように都度自分に言い聞かせる」ことを有意注意し、利己判断を利他判断にと思っていますが、中々そうならない自分に苛立ってしまいます。

参考として 「有意注意力」=「集中力」を鍛える と調べると

有意注意力とは、「任意の対象に注意力を注ぎ続けること」なので、キーは「戦略的集中力」と「戦術的集中力」と「兵站的集中力」です。そして「集中」のさらに向こう側の領域は仏教でいう「三昧」です。

「何に集中するか?(What)」の戦略的集中力「要するにこういうことだな」っていう勘所(かんどころ)をつかむのが上手い。

「どう集中するか?(How)」の戦術的集中力⇒「何に集中すべきか?「何は無視すべきか?」が明確になれば「どう集中するか?」はとっても大事

「集中出来る環境(Where)」を整える兵站的集中力他動詞的集中力にフォーカスを当てた集中力です。兵站とは戦闘地帯の後方支援の活動・機関・施設のことです。「英語を使わざるを得ない環境」に自分を追い込むことなど、「集中状態となる」という他動詞的な側面がある。

三昧もとは仏教語で、修行において重要視される特殊な集中心のこと。サンスクリット語のsamādhiの音訳で、三摩地(さんまじ)、三摩提(さんまだい)とも音訳される。修行の際に、ある一つの対象に対して、まっすぐ平等に働き、他の対象に気が移ったり乱れたりしないこころの状態をいう。この意味から、勉強三昧、仕事三昧などというように日常用語として用いられるようになった。

 雑念を離れて心を一つの対象に集中し、散乱しない状態をいう。この状態に入るとき、正しい智慧が起こり、対象が正しくとらえられるとする。座禅・瞑想。とありました。

追加の感想としてHnさんが「近年、情報量が多くなってきている。山車区内ものもあり、どれが必要かと見極めが重要と思っている。集中の寒暖の差がある。有意注意して、智がツタ観点も意識していきたい」と発言してくれました。

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