社長ブログ:時にふれてBLOG

企業の目的に気づく

更新日:2022/10/17

今週は第69回目、172ページ「企業の目的に気づく」です。ローテーションでは担当Nwさんですが、出張のため感想文をメールでもらいました。次の通りです。

『企業の目的に気づくを読んで…筆者は企業の目的を「従業員の幸福の追求」と「社会の発展への貢献」を掲げています。筆者の主張については共感できる部分がありますが、企業である以上は利益の追求も目的の一つとして掲げても良いのではないかと思います。 また、従業員の幸福として生活を守る事を経営の柱としてますが、この生活の部分は人それぞれの捉え方があり、従業員全員の生活を守り切るのは非常に難しいのではないかと感じます。現実的に過度な仕事が従業員の生活を圧迫する場面も多いのではないでしょうか。』が感想でした。私のコメントは

「会社で働く全員、またその家族を含めた人たちの生活を守り、幸せな人生を送ってもらうことをまずは経営の柱とし、…科学技術の進歩に貢献し、また利益の一部を税金として納めることで、公共の福祉に貢献し、人類の進歩の一助となることを目的としたわけです」と書かれています。

ネットで度々紹介している(株)フォスターワンの坂上仁志社長、経営コンサルタントでは、「企業の目的は、社員を幸せにし、社会に貢献すること。全従業員の物心両面の幸福の追求と人類社会の進歩発展への貢献と稲盛和夫氏はいいます。そして、社員を幸せにし、社会に貢献し、会社を継続するために利益が必要となる。だから、企業の目的は、①人間性の追求、②社会性の追求、③経済性の追求なのです」と書き込んでいます。

また、1960年代に活躍したマネジメントの第一人者ピータードラッガーは、「企業とは何を理解するには、企業の目的から考えなければならない。企業の目的は、それぞれの企業の外にある。事実、企業は社会の機関であり、その目的は社会にある。企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち、顧客の創造である。」と。

「一方で「会社は株主のモノ」と言い、株主利益の最大化が経営目的であるという世間をざわつかせる意見もありました。会社は従業員のものとか取引先のものとか社会のものとか色々な意見がありますが、その発言者は単純に「法律的には株主のものです。」という当たり前の意見を述べただけです。」ともあります。

当社の企業の目的は経営理念です。①に「全てにおいて誠実に。国民の財産権を守り、福祉の増進に寄与する補償コンサルタントの仕事を誇りを持って行う」こと。②に「働きがいある働きやすい環境を創り、社員の豊かな生活を実現し、高収益、安定した経営を行い、もって社会に貢献する」と謳っています。』としました。

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