社長ブログ:時にふれてBLOG

本質を見極める

更新日:2022/10/31

今週は第71回目、176ページ「本質を見極める」です。Kaさんのローテーションですが、休みなので感想文を残してもらっています。Hoさんに読み合わせと感想文の代読をしていただきました。その感想文は次の通りです。

「本項を読んで感じたのは行動以外に会話おいても同じ事が言えるのでは?ということである。発注者や関係者、社内で話す際にも大きい声で同じ話をだらだらと話すのではなく、簡潔に大切な部分を伝えることが重要であり、それができるかどうかが業務の本質を見極めることができているかどうかと言うことにも繋がると思う。 稲森氏も本項で「生き様をかたくなに守った」と言っているように、現在見えている物が必ずしも本質ではなくとも本質を見極めようとする意思を常にぶれずに持っていくことが大切なのだと学んだ。」とのことです。

私のコメントは、『「経営を行っていくにあたっては、現象の中にある本質を見極めることが重要です」、「世の多くの人たちが、現象面にとらわれて、あまりに付和雷同しすぎたのです。私は、何が正しいのかということを考え、自分の生き様をかたくなに守っただけなのです」と書かれています。

稲盛和夫OFFICIAL SITEでは、「一見どんなにつまらないと思うようなことであっても、与えられた仕事を天職と思い、それに全身全霊を傾けることです。それに打ち込んで努力を続ければ、必ず真理が見えてきます。一旦ものごとの真理がわかるようになると何に対しても、またどのような境遇に置かれようと、自分の力を自由自在に発揮できるようになるのです。」とも書かれています。

また、もと塾生であろう株式会社グランドホームのブログの書き込みに、「私たちは一つの事を究めることによって、初めて真理や物事の本質を体得する事ができます。究めると言う事は一つの事に精魂こめて打ち込み、その核心となる何かをつかむ事です。一つの事を究めた体験は、その他のあらゆることに通じます。一見してどんなにつまらないと思う事であっても、与えられた仕事を天職だと思い、それに全身全霊を傾ける事です。それに打ち込んで努力を続ければ、必ず真理が見えてきます。一旦ものごとの真理が分かるようになると何に対しても、またどのような境遇に置かれようと、自分の力を自由自在に発揮できるようになるのです。」とあります。

先に本文から引用した付和雷同とは、自分にしっかりした考えがなく,他人の意見にすぐ同調することです。稲盛和夫さんは、「人間として正しいことを行う」という判断の基準があります。だから、土地ブームの折にも、銀行等の意見に同調しませんでした。また、「人のため、世のために役立つことをなすことが、人間にとって最高の行為である」との理念から京都賞を創設し、また私の経営理念、人生観を語ることによって、多くの若き経営者の方々の人格、心を高め、その結果それぞれの企業が繁栄し、従業員が幸せに、ひいては世界、人類が平和で幸せになるとの経営の実現に役立てばと考え盛和塾の活動を続けてきました。故稲盛和夫さんは、元塾生の永遠の存在です。』としました。

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