社長ブログ:時にふれてBLOG

お客様に尊敬される

更新日:2022/11/21

今週は第74回目、182ページ「お客様に尊敬される」です。Ntさんのローテーションで、読み合わせと感想を発表して頂きました。感想は次の通りです。

「いい品物を安く、正確な納期で、そして素晴らしい奉仕の精神でお客様に提供する」と書かれています。売る側もそれが出来なくてはなりません。私たちの仕事でも、知識を習得するなど、仕事に忍耐力が必要と思います。と話してくれました。これに対する、私のコメントは次の通りです。

「商いとは、信用を積み重ねていくことだと言われています」、 「売る側に特性や人徳があるとしますと、それは信用を超えて、お客様から尊敬されるという状態になります」、 「徳性とは、…商いをする人間が持つべき哲学です。…人をして自然と敬服させるだけの器量です」と話されています。

ホーム「名言」と向き合うという書き込みから、稲盛さんの名言からの考察として、『お客様から「尊敬」されるようになれば、たとえ他の会社が安い価格を提示しても買って下さるだろう。商売の極意とはお客様の尊敬を得ることだ。売る側に高い道徳観や人徳があれば、信用以上のものが得られる。』と紹介して、『安売りするな!『価値』を売れ!』という本があるが、『競争優位』を得たいがために、料金の引き下げという短絡的な手法を使っていては、先行きは怪しい。スティーブ・ジョブスも、『絶対にマネのできない、マネしようとすら思わないレベルのイノベーションを続けろ。』と言ったが、まさしく冒頭で挙げた本の如く、『安売りするな、価値を売れ』ということなのである。とありました。

株式会社ヤマチオフィスの書き込み(札幌オフィスプレイス)に面白い記事を見つけました。次の通りです。

『ある回転寿司の店が食中毒を起こしたことがあります。勿論その店は営業停止になりました。驚いたのはその時とった経営者の行動です。その時、その経営者は自主的に系列の店全てを営業停止しました。それも2ヶ月間ほどにわたってです。普通、食中毒などの営業停止は起こした店のみで、期間も1週間ほどでしょうか。それを自主的に全店を2カ月ほど営業を停止し、原因追求とその対策に努めました。営業停止期間中は、各店の前で社員が店に来られたお客様に対してお詫びとともに次回来店したとき使える500円の割引券を配っていました。この一連の動きは経営者のお詫びの気持ちがよく分かる行動でした。そして、その行動はお客様に理解していただけたのでしょう。再開した回転寿司の各店は以前に増して繁盛しています。一度大変なことを起こしましたが、それに対する姿勢と行動。これもまた「お客様に尊敬される」姿だと思います。私はこの一連の流れを見てもう1つ思うことがあります。2ヶ月間も営業をやめていても、会社が存続できたことです。思うに、それはその回転寿司の会社がしっかりした内部留保があったからでしょう。2ヶ月間も営業しなければ普通の会社は資金的に持ちません。「稲盛さんは税金も経費とみなし、節税などということをせず、税金を支払いながら内部留保を高めることが会社を強くすること」と言っています。全てのことは繋がっています。尊敬される会社にするためには強い会社でなければならないのです。』

回転寿司の根室「はなまる」の話しです。フィロソフィー実践経営塾の代表世話人清水さんのお話です。

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